デジタルカルチャー教室:音楽漬けの日々(5)
音楽漬けの日々を取り戻せ - (1) (2) (3) (4) (5)
いままで4回にわたってお送りしてきた「音楽漬けの日々を取り戻せ」ですが、その締めくくりとして昨年の9月19日、東京のお台場にあるカルチャーカルチャーで「デジタルカルチャー教室」を開きました。
日時:2008年9月19日(金)13時?15時10分
会場:TOKYO CULTURE CULTURE
東京カルチャーカルチャー
(東京都江東区青海1丁目パレットタウン Zepp Tokyo 2F)
第1部:横山店長とのトークショー
第2部:デジタルカルチャー教室 ミュージック活用編
※ すでに、このイベントは終了しております。
すっかり報告が遅くなってしまいましたが、「語ろ具」における「音楽漬け…」の連載の中では書ききれなかった部分をご紹介します。
当日は台風直撃の予報もある中、参加いただいたお客様との
アットホームなイベントとなりました。
レコードから直接、音楽CDに録音
なんといっても、この日のハイライトは(アナログ)レコードをそのまま市販のCD-Rに記録できるレコーダーをこのイベントのために有力音響メーカーのティアックさんから貸していただき、実演紹介できたことです。
レコードプレーヤー単体としても使えるTEAC(ティアック)製の
ターンテーブル付きCDレコーダー LP-R400。
「音楽漬け…」の連載では、コンポステレオで再生したカセットテープの音声信号をパソコンに取り込み、デジタルデータに変換してからファイルに保存(録音)する方法を紹介しましたが、やはり『コツ』が必要であり、ノイズの除去などは手間も時間もかかるので、誰でも気軽にできるとはいえませんでした。
そこで今回は、なによりもレコードプレーヤーとしても使えるし、さらにそのレコードをかけながら、CD-R に直接、記録できる CDレコーダー LP-R400 を紹介しました。これなら簡単にデジタルデータへの変換、録音ができます。もちろん、できあがったCD-Rもそのまま再生できます。
久しぶりにレコードに針を落とす瞬間はドキドキしました。
純粋にレコードを聴くだけの目的でも重宝しそうです。
実際に録音が終わった CD-R を再生してみると、もともとレコードについた傷によるノイズは残っていました。また、無音部分を曲と曲との間と判断して、曲ごとにファイルを自動で分けてくれる機能もあるのですが、静かな演奏のレコードだと判断を間違えてしまうこともあります。
それでも懐かしいレコードを再生して楽しみながら、パソコンを使わずにCD-Rに直接、デジタルデータとして気軽に保存できるのはありがたいです。
ちなみに、できあがった CD-R から曲を「iTunes」でパソコンに取り込むのは通常の音楽CDと同様の作業でできます。ただし、曲の情報は自動で取得できないので手作業となります。でも、それは懐かしく、楽しいひとときです。
レコードのようなCD-R、ブロックのようなスピーカー
デジタルデータを記録するCD-R も50枚単位で買えば1枚30?40円で買えるほど安くなり、コンビニでも売っているほど身近なものになりました。それでも安く売られている商品は事務的な感じで、あまり面白くありません。
そんな中、三菱化学メディアの「Phono-R」は、まるで懐かしいレコード盤のようなオシャレなデザインで、見ているだけでも楽しくなります。
5色のバリエーションがあり、レコードのジャンルや
レーベル、アーティストによって色分けもできます。
その分、1枚100円程度と、少し高くなりますが、せっかく大切なレコードを保存するなら、CD-R にもこれくらいの愛情は注ぎたいものです。
じっくり見ると「溝」まできちんと作りこんでいます。
ただし、飾りなので、実際にレコードプレーヤーに
かけても音は出ません。
さらに「音楽漬け…」では「iPod」のヘッドフォンジャックに挿せば、ヘッドフォンなしで聴くことができる電池不要の小型スピーカーを紹介しましたが、雑誌「DIME」の付録についてきたものだったので、今では入手困難です。
そこで「デジタルカルチャー教室」のために量販店で発売中のVERSOS社の「iPod用ブロック型スピーカー BB5002」を買って紹介しました。
左上の「DIME」のおまけと較べても小さいのが分かります。
ボリューム調整もでき、予想以上に大きな音まで出せます。
まあ、お世辞にも音質は良くありませんが、本当に小型で、デザインも「レゴ」のようなブロック型なのでオシャレです。私の場合、これで「ダイムのおまけ」スピーカーは引退となりました。
※ BB5002 は iPod での利用限定なので注意してください。
iTunesなら歌詞もネット経由で取り込める!
ティアックの「CDレコーダー」以外にも、私のノートパソコン2台をはじめ「音楽漬け…」で紹介した「USBサウンドアダプタ」、「ミニオーディオ」そして愛用の iPod などを持ち込んで、できるだけ記事の環境を再現しました。
そして実際に音楽CD の曲を iTunes に取り込む方法やインターネット経由でタイトルやアルバムのジャケット画像が取り込む実演をおこないました。
中でも、ネット上で公開されている楽曲の歌詞を自動で iTunes に取り込むことができるフリーソフト「Lyrics Master」には シンスケ横山 氏も興味津々。目の前で取り込むところをお見せして、結構、喜んでもらえました。
そんなこんなで情報満載で記念すべき第1回の「デジタルカルチャー教室」は無事に終了しました。重たい機材を持ち込んだ甲斐があったというものです。関係者の皆様、そして何より、参加くださった皆様には心より感謝いたします。
※ 「iPod」「Phono-R」など、記載されている
商品名は各社の商標または登録商標です。
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