「隠しファイル」とは、そのファイルが保存されているフォルダーを開いても、その中にあることが見ても分からないように(非表示に)設定されているファイル、あるいはフォルダーのことです。
非表示にする理由としては
- 通常は触れる必要のないファイルやフォルダーなので非表示にすることで誤って削除や変更をしないようにする
- 増えたファイルを整理するため古いファイルを非表示にする
- セキュリティやプライバシーの観点で第三者から見えなくする
などがあります。
ただし設定で簡単に表示させることもできるので、確実に保護したいときは隠すだけでなく、暗号化などが必要です。
Windows の場合、たとえば「ローカルディスク(Cドライブ)」では「ProgramData」フォルダーが非表示の設定になっており、表示してフォルダーを開くと中に様々なアプリのフォルダーが並んでいます。
これらのフォルダーの中にあるファイルは、それぞれ対応するアプリが利用したり書き換えたりするので、利用者が開いても使えないし、削除や変更を加えることでアプリが動かなくなる可能性もあるため「隠しファイル(フォルダー)」に設定されています。
一方、利用者がフォルダーを「エクスプローラー」で開き、リボンで「表示」タブを選択して「選択した項目を表示しない」ボタンを使うことで選択したファイルやフォルダーを非表示にすることも可能です。
自宅で自分専用のパソコンを使っている場合には、ファイルを非表示にするメリットは少ないですが、パソコンを家族と共用で使っているときなどは役に立つ場面があるかもしれません。
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