「AR」とは「Augmented Reality」の略で「拡張現実」ともいいます。実際に見たり聞いたりして得られる情報にコンピューターで人工的な情報を加えることで便利さや楽しさを広げる技術のことです。
「Augmented(オーグメンテッド)」には「増大された」「拡張された」といった意味があります。
たとえば昨年 2016年夏に一大ブームを起こした「ポケモンGO」にも「AR」技術が用いられており、スマートフォンのカメラで撮影された現実の道端に、あたかもモンスターがいるように表示されるのです。
ほかにも一時期、大きな話題となったグーグルが開発したメガネ型の端末「グーグルグラス」も、レンズ越しに現実を見ながら、レンズに関連情報も追加で映せるという「AR」端末でした。
一方の「VR(Virtual Reality)」は「バーチャル・リアリティ」や「仮想現実」と呼ばれて「AR」よりも以前から耳にする用語でした。
「VR」とは、現実にはそこにないものをコンピュータで作り出して、あたかもそこにある、そこにいるかのように感じさせる技術であり、たとえば疑似体験や模擬練習などが可能になります。
つまり「AR」は現実そこにあるものの情報を活かしつつ情報を加える技術であり、「VR」はそこにはない仮想の現実を作り出す技術です。
どちらが優れているとかではなく、用途によって「AR」のほうがいいことも「VR」のほうが適していることもあるはずです。
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