「PHONETIC関数」とは、指定したセルに保持されている「ふりがな」の文字列を取得して「よみがな」として表示できる関数です。名前や住所などで漢字の読み方が難しかったり、複数あるときに利用します。
「PHONETIC(フォネティック)」には「音声の」「発音どおりの」といった意味があります。
そのため「よみがな」を表示する関数の名前にしたのでしょう。
「PHONETIC関数」の書式は
PHONETIC(参照)
となり、通常は「ふりがな」の文字列を含むセルを指定します。
たとえばセル「A1」の「よみがな」は「B1」に
=PHONETIC(A1)
と入力することで表示できます。
ここで複数のセルを範囲指定した場合は、左から右、上から下 の順番で「ふりがな」がつながって表示されます。
たとえばセル「A1」が「山田」、セル「B1」が「太郎」の場合、
=PHONETIC(A1:B1)
の結果は「ヤマダタロウ」となります。
「PHONETIC関数」は参照元のセルが持つ「ふりがな」の文字列を抽出しています。、
そのため「PHONETIC関数」で表示した「よみがな」を直接、修正することはできません。
一方、参照元のセルで「ふりがな」は編集できます。
「ふりがな」を修正すると「よみがな」にも反映されます。
記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。