「文字列」とは、単語や文章のように文字が連なったものを指します。意味のない文字の羅列も、数字だけでも「文字列」ですが、エクセルでは数字だけの場合は「数値」という形式で処理されます。
エクセルで特に設定をしないでセルに単語を入力すると自動的に「文字列」と判断して左詰めで表示してくれます。
文章も、文字の羅列も「文字列」であり、数字も「文字列」として扱うことができます。
ただし、数字だけの入力はエクセルが「数値」と判断して右詰めで表示され、その「数値」のセルを計算式で参照することで数値計算ができます。
一方、数字だけの電話番号「0120724685」をセルに入力したとき
「数値」と判断されると先頭の「0」が自動で省略されて「120724685」となり、
電話番号として記録しておきたいときには不便です。
そんなときは「セルの書式設定」で事前に「文字列」と指定しておけば
「0120724685」を入力しても「0120724685」と左詰めで表示されます。
書式設定をしなくても、たとえば並んだ数字の途中にハイフン(-)が入れば「数値」ではないと判断され「0120-724685」のまま「文字列」とみなされ、セルに保存されます。
またエクセルでは、セルに入力した単語や文章を「文字列」で扱うことで複数の「文字列」をまとめたり修正を加えることができます。
さらにエクセルには「文字列」を処理するための「文字列操作」関数も揃っているので、いろんな処理が可能です。
すべてを覚える必要はありませんが「文字列」を使ってエクセルではいろいろできることは知っておきましょう。
記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。