「Microsoft .NET Framework」とは、マイクロソフトが提供しているソフトウエア開発&実行用プログラムで、Windows で使えるソフトウエアの開発や実行をするときに必要な「部品」の役目を果たします。
「.NET Framework」を「実行環境」「実行に必要なランタイム」と紹介していることがありますが、それでは何のことか分からないので、かなり強引ですが「実行するときに必要な部品の役目を果たす」と解説しました。
技術の進歩などで新しい「部品」が追加されるときに「.NET Framework」はバージョンアップします。現在(2016年12月)は 4.6.2 が最新となっており、ネット経由でダウンロードしてインストールできます。
たとえば Windows 10 には最初から「.NET Framework 4.6」が搭載されており、それ以前のバージョンで開発されたソフトウエアなら実行できるので、より最新版をインストールする必要はありません。
- .NET Framework のバージョンおよび依存関係
(Microsoft Developer Network)
一方、Windows Update や Anniversary Update などでバージョンアップされたはずの「.NET Framework」が 4.6 のままだと、4.6.1 以降で開発されたプログラムは実行できない可能性もあります。
そんなときは開発に使ったバージョン以降の「.NET Framework」を、そのプログラムを実行したい Windows へインストールする必要があり、そのことはプログラムの説明文にも書かれているはずです。
インストールすることでプログラムの動作に必要な最新の「部品」が追加されます。もちろん、必要な場合のみインストールしましょう。
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