ウェブサービスの画面で表示される「私はロボットではありません」とは、左隣のチェックボックスをオンにすることで悪質なプログラムによるサービスへの侵入や乱用を防ぐ仕組み「reCAPTCHA」です。
これはウェブサービスに不正なログインや大量の登録、迷惑な書き込みなどを試みる悪質なプログラム(ロボット)への対策なので 、そのサービスを利用したいなら素直にチェックを入れましょう。
以前は同じロボット対策の目的で、画像で読みにくい変形文字が表示され、それを目で見て判読して入力する方法が使われていました。
- ログインや登録時に変形文字が表示されて読めない - パソコントラブルQ&A(2011/5/18)
しかし、この方法は人間の目でも読みにくいし、判読できない画像や間違いを入力することもあって、一般の利用者には手間なだけで不評でした。
さらには技術の進歩でロボットが変形文字を判読して突破できるようにもなってきました。
そこで Google が新たに開発したのが「私はロボットではありません (I'm not a robot)」とチェックボックスが表示され、チェックを入れるだけの進化版「reCAPTCHA」です。
「私はロボットではありません」というチェックボックスだけでは、それこそ簡単にロボットに突破されそうですが、その表示が出る時点ですでに、人かロボットかはほとんど判別されているとのことです。
- 変形文字の判読はもう不要、Googleが新型CAPTCHA開発 - ITmedia ニュース(2014年12月4日)
最終的にはチェックを入れなくても、さらに何の表示がなくてもロボットに突破されないように進化して欲しいところです。
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