「Outlook(アウトルック)」とは、電子メールの送受信をメインの機能として、予定表、連絡先、仕事管理表など個人情報の総合管理もできるように作られたマイクロソフト社製のソフトウエアです。
「Outlook」は「Word」や「Excel」などと共に「Microsoft Office」の中に含まれています。
そのため「Microsoft Office」が搭載されたパソコンには「Outlook」が最初からインストールされており、電子メールの送受信だけに「Outlook」を使う利用者も多いです。
しかし英語で「Outlook」には「見通し」「展望」といった意味があり、「メール」以外にも「予定表」「連絡先」「タスク」といった機能を持った総合的な個人情報の管理ツールなのです。
もちろん、電子メールソフトとしても利用は可能です。
Windows XP までは「Outlook Express」という「Outlook」から電子メール送受信の機能だけを取り出したようなソフトウエアが提供されていました。
- Outlook Express と Outlook は何が違う?(2006/5/24)
そして最初から Windows に「Outlook Express」が付属していたため、電子メールソフトの標準のように広く使われましたが、Windows Vista では後継として同等の機能を持つ「Windowsメール」に切り替わりました。
- Windows Vista に Outlook Express がない(2007/9/26)
さらに「Windowsメール」の後続となる「Windows Liveメール」が登場すると、Windows には付属しなくなり、別途インストールが必要になりました。
- 「Windowsメール」と「Windows Liveメール」の違いとは(2012/4/11)
こういった紆余曲折の中で「Outlook」を電子メールソフトとして使い始めた利用者も多く、現在に至っています。
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