「既定のフォント」とは、アプリケーションで新規に作成する文書やブックで入力や表示に適用されるよう指定されたフォントのことです。
「既定のフォント(既定フォント)」は初期設定で標準的に使うフォントが指定されていることが多く、だからこそ「既定」なのです。
アプリケーションによっては「既定のフォント」を別フォントに変更できるものもあります。
Windows のアプリケーションでは、これまで「MS ゴシック」「MS 明朝」というマイクロソフトが長らく標準として提供してきたフォントが「既定のフォント」として設定されてきました。
ところがワープロと表計算のアプリケーションで圧倒的な市場を持つ Word と Excel の「既定のフォント」が Word 2016、Excel 2016 で「游ゴシック」や「游明朝」などの新しいフォントに変更されました。
「游書体」は Windos 8.1 以降の Windows OS のほかに、アップルの最新 MacOS にも搭載されているため、同じ「游書体」を適用すれば Windows でも Mac でも、ほぼ同じ文字表示が可能となるメリットがあります。
一方、Windows 7 には「游書体」フォントが搭載されていないので「游書体」が使えません。
そこでマイクロソフトは公式に Windows 7 にインストールできる「游ゴシック 游明朝フォントパック」を提供しています。
これで Windows 7 の Microsoft Office 2010/2013 でも「游書体」が使えるようになります。
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