「操作アシスト」とは、マイクロソフトの Office アプリケーションに従来からある「ヘルプ」機能を強化して、ヘルプ内の検索だけでなく、直接、操作コマンドを呼び出し、候補の表示や実行もできるようにしたOffice 2016 から導入された機能です。
Word 2016 や Excel 2016 のリボン切り替えタブの右端に「ランプ」アイコンに「実行したい作業を入力してください」と表示されています。
ここが「操作アシスト」の入口ということになります。
クリックすると入力ボックスとなり、操作に関する検索ができます。
メニューにはよくあるコマンドも「ためす」として表示されています。
使う場面としては
『ある操作をしたいけど、そのコマンドがどのリボンにあるか分からない』
ようなときがあります。
つまり、コマンド名を「操作アシスト」のボックスに入力すると、存在すればリスト表示されて実行できるのです。
たとえば Word で「アウトライン表示」をしたいとき、通常は「表示」タブを選んでリボンを切り替え、「アウトライン」というボタンをクリックする手順ですが、どのリボンか覚えていないと迷ったりします。
そんなときに「操作アシスト」のボックスに「アウトライン」と入力すると、「アウトライン」に関するコマンド候補がリストで表示されます。
そこから「アウトライン表示」を選択すれば実行できるのです。
実行したコマンドは「最近使用した項目」として「操作アシスト」のリストに表示されるので、同じコマンドを繰り返すときにも使えます。
検索しても希望するコマンドが見つからないときは、従来の「ヘルプ」 に検索キーワードが引き継げる仕組みになっています。
Office のアプリケーションでできることをある程度覚えている人には、従来のヘルプよりも便利かもしれません。
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