Windows 10 から搭載された音声によるアシスタント機能「Cortana」の日本語版を声だけで起動するときの掛け声が「コルタナさん」です。
同様にアップル社の iPhone などに搭載されている音声アシスタント機能「siri」の起動時は「Hey siri(ヘイ、シリ)」です。
そして Android 端末でグーグル音声検索の起動時は「OK Google(オーケイ、グーグル)」と呼びかけます。
このように音声アシスタント機能を手軽に使えるように、決まった掛け声だけで開始できるようにしたのです。
しかし日常的に口にする可能性がある「Cortana」「siri」「Google」といった単語だけで起動すると誤動作の可能性もあるので、通常の会話では登場しない「掛け声」を決めているのです。
日本人にとって「Hey siri」「Ok Google」という言い方には抵抗があるはずで、今回、「Cortana」日本語版では掛け声が何になるか注目していましたが「コルタナさん」としたのは名案だと思います。
※ ちなみに英語版「Cortana」では「Hey Cortana」です。
たとえば明日の天気予報を知りたいとき
「コルタナさん、明日の天気は?」
というのは、かなり自然な日本語です。
その上「Cortana さん」ではなく「コルタナさん」とカタカナにしたので「発音」にも悩まずにすみます。
※ 「Siri」は「シリ」でいいのかな?と気になります。
「Hey siri」「Ok Google」といった英語のような掛け声が日本における音声アシスタント機能の普及を遅らせると感じていました。特に「ヘイ!」はほとんどの日本人になじまないはずです。
でも「コルタナさん」、であれば年配の方でも自然に語りかけることができるのではないでしょうか?
これがコルタナの日本での普及に寄与するかは分かりませんが、アイデアとしては素晴らしいです。
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