「Apple Music(アップルミュージック)」とは、アップル社が提供する音楽配信サービスです。特徴は一定の月額料金で提供中の楽曲なら何曲でも、何度でも再生できる「聴き放題」という点にあります。
曲を聴く都度、サーバーから音楽データをダウンロードしながら再生していく「ストリーミング」という技術を使うことで、ネットに接続されているパソコンやスマートフォンなどで楽しむことができます。
ネットが接続されていない環境でも聴けるように、手元の機器にダウンロードも可能で、契約中はオフラインでも再生できるようになっています。
「Apple Music」サービスは 2015年7月1日から提供が開始され、日本でも月額 980円から利用できますが、まずは「3ヶ月無料トライアル」期間があるので、じっくり内容を確かめることができます。
パソコンでもアップル社の専用ソフト「iTunes」の最新版をインストールしていれば利用でき、スマートフォンでは「iOS 8.4」以降の iPhone で、さらに秋には Android でも対応予定となっています。
2015年7月現在、日本の音楽(邦楽)については曲の品揃えが少なく、邦楽中心に聴きたいのなら様子見の段階ですが、意外と懐かしいシティポップのアーティストの曲は充実しています。
今後、アップル社が日本の音楽レーベルと契約を進めていくのは確実です。
一方で「洋楽好き」はすでに十分に楽しめる豊富なラインナップなので、かつては洋楽をよく聴いていたけど最近はご無沙汰、という人が再び音楽に目覚めるキッカケになる可能性は大きいです。
同様な定額音楽配信サービスに「LINE MUSIC」「AWA」などがありますが、現状(2015/7/20)ではパソコンでの利用ができません。
この2つは「邦楽」について現在は「Apple Music」よりも強いので「スマートフォンでしか使わない」若者には大きな選択肢となりそうです。
◎追記(2015/7/28)
「LINE MUSIC」は2015年7月23日よりパソコンのブラウザー上でも利用できるようになりました。
- LINE MUSIC ブラウザ版 https://music.line.me/
「Apple Music」は、これから世界の音楽市場がどう変わっていくかのカギを握るサービスです。
多くの無料トライアル利用が終了する2015年10月に、どれくらい有料で契約を継続するかに注目です。
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