「ガラホ」とは、「ガラパゴススマートフォン」の略語で、従来の携帯電話、いわゆる「ガラパゴスケータイ(ガラケー)」と同じ形状で、画面上ではなく実際のボタンを指で押す操作性はそのままに「スマートフォン(スマホ)」用の Android OS を搭載した携帯端末のことです。
Android OS を搭載することで「スマホ」向けの人気通信アプリ「LINE」や Webブラウザーが使えるのも魅力として挙げられています。
「ガラホ」と呼ぶことで「ガラケー」との差別化を狙っていますが、まだ広く認知されているわけでも、定義が確立しているわけでもない造語なので、今後、この用語が定着するかは未知数です。
そもそも「ガラケー」の「ガラパゴス」というのは、日本でしか使われない独自の機能を満載した携帯電話を「ガラパゴス諸島」の閉ざされた環境の中で独自の「進化」を遂げてきた動物たちになぞらえたネーミングです。
その「ガラパゴス」をあえて「ガラホ」という名前で継承するのは開き直りにも思えます。
とにかく「ガラケー」の操作性や電池の持ちの良さなどは継承しつつ、端末を動作させる OS を「スマートフォン」で使われる Android OS に統一したい、という日本の携帯電話事業者の思惑があるようです。
同じ「ガラホ」でも、ドコモと au では取り組み方が違うので利用者にとっては分かりにくい状況が続きそうです。
それでも慣れ親しんだ「携帯電話(ガラケー)」の物理ボタンによる操作性は手放せない、という人にとっては「ガラホ」はひとつの選択肢になるでしょう。
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