「ウェアラブル端末」とは身につけて持ち運びができ、そのままで利用できる電子機器のことです。最近では眼鏡や腕時計タイプの端末が注目され、実際に発売されている商品もあります。
「ウェアラブル」は英語で「wearable」。「衣服」の意味でなじみの「ウェア(wear)」=「着用する」という単語の後ろに「~できる」を意味する「able」が付いて「着用できる」という意味になります。
現在、最も注目されている「ウェアラブル端末」はアップルから発売された腕時計タイプの「Apple Watch」でしょう。
大きな話題を集め、それなりに売れてもいるようですが、端末だけでできることが限られており、インターネットを使った情報のやり取りには同時に持ち歩く iPhone との連動が必要です。
とはいえ、技術の進歩で部品の小型化、集積化が進み、端末単体でもできることが増え、多くの人が普通に利用する「ウェアラブル端末」が登場する可能性は高く、さらに利用価値は広がるはずです。
反面、どこでも持ち込めて、日用品と区別がつかなくなることで盗撮といった情報の無断取得にどう対処するか、といった課題も山積なのが実情です。
グーグルが開発した眼鏡型の「Googleグラス」も米国内での個人向け販売が中止となり、難しい状況にあります。
- 離陸失敗「グーグルグラス」取り残された日本市場:日本経済新聞(2015/1/16)
いろんな意味を含めて、今後も「ウェアラブル端末」が注目されることは間違いないでしょう。
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