「メニューバー」とは、ウインドウやアプリケーションの操作命令を「ファイル」「編集」「表示」などの大項目で分けてメインメニューとして並べ、それぞれのメニューを選択するとドロップダウンでさらに細かい命令が表示され、選択できる操作領域(バー)です。
多くのアプリケーションで「新規(作成)」「開く」「保存」「終了」といった操作命令は共通なので、それが「ファイル」という大項目を選択すれば、その小項目として表示されるルールなので統一感のある操作ができます。
ひとつアプリケーションを覚えれば「メニューバー」の共通部分から「どの操作メニューがどこにあるのか」ある程度は予想できるので、別のアプリケーションの操作も覚えやすくなるメリットがあります。
さらにどのアプリケーションでも、同じ操作で同じことができることが多いと効率よく作業できます。
ところが最近では Internet Explorer のように「メニューバー」を非表示にしたり、Office の「リボン」のように新しい操作ツールを導入したり、独自な操作方法のアプリケーションが増えています。
それぞれのアプリケーションで最適化すれば「メニューバー」より便利な操作ツールはできるかもしれません。
しかし、アプリケーションごとに操作方法が違えば、その都度、覚えて慣れる必要があり、利用者に負担がかかります。
「慣れてしまえば『リボン』のほうが便利」という声もありますが、それなら「リボン」で統一していただきたいところです。
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