「レイアウトオプション」ボタンとは Word 2013 で追加された機能で、ワード画面に挿入された図を選択すると図右上に表示されます。クリックするとメニューから図の配置が設定できます。
ワードの初期設定では、挿入した図のレイアウト設定は「行内」となっており、図を自由な位置に移動できません。
そのため、図の設定を「前面」に変更したい場面も多く、切り替え操作がしやすい「レイアウトオプション」ボタンを追加した、と考えるのが自然です。
同じ操作は図を右クリックしたメニューからも、図を選択したときの「書式」リボンからもできます。
それでも図のすぐそばにある「レイアウトオプション」ボタンをクリックするほうが手早いし、表示されるメニューも選択肢が少ないので設定しやすくなっています。
一方で Word 2013 と同時に登場した Excel 2013 や PowerPoint 2013 では挿入した図を選択しても「レイアウトオプション」ボタンは表示されません。
「文字の折り返し」という機能自体がワードにしか存在しないため、Word 2013 にだけ「レイアウトオプション」ボタンが追加されたのは理解できますが、Office 操作の統一感は大切にして欲しいです。
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