「IoT(Internet of Things)」とは、パソコンやスマートフォンのような情報端末だけではなく、あらゆる「モノ(Things)」がインターネットで相互につながり、情報を活用する技術や仕組みのことです。
「IoT」は日本語で「モノのインターネット」と訳される場合もありますが、ここでの「モノ」とは電子機器に限らず、あらゆるものが対象となります。
様々な「モノ」に情報を集める「センサー」とその情報を交換できる「通信機能」を持たせ、インターネット経由でリアルタイムに情報を処理することで新しいシステムやサービスを作ることが可能となります。
たとえば、自動車から位置情報やカーナビ設定の情報などを集めれば、気象情報や交通情報と合わせて今後の渋滞を予測したり、回避ルートを指示する運転支援システムを作ることもできます。
イメージしやすくするために自動車で例を挙げましたが、「モノ」は情報のやりとりができれば何でも構いません。
今後、さらに小型で高性能なセンサーや通信部品が開発され、つながる「モノ」が急速に増えていく中で、「IoT」の進展により、いままでは思いもよらない、あるいは不可能と思われていた画期的なサービスも登場が期待されています。
一方でインターネットにつなぐ以上、セキュリティの欠陥を狙われる可能性があり、接続する「モノ」が増えるほどリスクは高くなります。単純に「何でもつなげばいい」というわけではないのが難しいところです。
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