「ポインター」と「カーソル」は、パソコンを操作する場合、画面上の特定の場所を指し示すマークといった意味で使われています。
その意味では「どちらを使っても構わない」のですが、英語の意味を使って解説しますので、理解を深めていただければと思います。
まず「ポインター(pointer)」ですが、パソコン画面上で何か操作しようとする特定の「ポイント(点、場所)」を『指し示すマーク』 という意味で使われます。
「ポインター」の代表的な形は「矢印」ですが、たとえばウェブページでリンクされた文字や画像を指すと「人差し指を立てた手」の形になり、文字を入力できる場所では「I」の形になって「役割」を変えます。
これらすべてを「ポインター」で総称できます。
「コントロールパネル」の「マウスのプロパティ」で細かく「ポインター」のデザインを変更することもできます。
また「ポインター」はマウス操作で画面上を動くため「マウスポインター」とも呼ばれます。
一方のマウスなど「ポインター」を動かして位置決めができる装置は「ポインティングデバイス」と呼ばれます。
次に「カーソル(cursor)」ですが、「ポインター」とまったく同じ意味で使われることもあります。一方でワープロソフトなどで文字を入力する『起点』となる位置を示す『点滅する縦棒マーク「|」』のことも「(文字入力)カーソル」と呼ばれます。
「カーソル(cursor)」には「走るもの」といった意味があります。先ほどの文字入力の起点となる『点滅する縦棒マーク「|」』もキーで「ひと文字」入力すると右隣にひとつ「ピョン」と移動します。
またキーボードにある「上下左右の矢印キー」を使えば、文字入力をしたい位置まで走るように「カーソル」を動かすことができます。
雑談ですが「cursorial birds」は走禽類(ダチョウやキウイなど飛ばずに走る鳥類)の意味になります。矢印キーで動くカーソルを見ていると、ちょっとそんな感じがしないでもありません。
文字入力の「カーソル」は、「マウスポインター」によって文章中で文字入力の起点としたい場所(文字と文字の間)に合わせてクリックすることで移動させることもできるので
- 画面上の場所を指し示すマークが「ポインター」
- 文字入力の起点となるマークが「カーソル」
と決めて使ってもいいでしょう。
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