「DATEDIF関数」とは、2つの日付の間の日数、月数、または年数を計算するエクセルでも利用できる関数です。
「DATEDIF(デイトディフ)」という関数名は、「日付」の「DATE」と「差分」の「DIFFERENCE」を組み合わせたものであろうと思われます。
書式は
DATEDIF(開始日,終了日,単位)
となり、「単位」には計算結果として表示される情報の種類を指定できます。
単位 結果として表示される情報の種類
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"Y" 期間内に含まれる満年数
"M" 期間内に含まれる満月数
"D" 期間内の日数
"MD" 開始日と終了日の日数差(日付の月と年は無視)
"YM" 開始日と終了日の月数差(日付の日と年は無視)
"YD" 開始日と終了日の日数差(日付の年は無視)
満年齢や、生後何年何ヶ月といった計算にも使えます。
たとえば、2012年7月1日に生まれた赤ん坊は、2014年2月12日現在、
=DATEDIF("2012/7/1","2014/2/12","Y")&"年"&DATEDIF("2012/7/1","2014/2/12","YM")&"ヶ月"
という計算値から 「1年7ヶ月」 と分かります。
この「DATEDIF関数」ですが、エクセルの「関数の挿入」の一覧にはありません。
このため、この関数を使うときは「=DATEDIF」とキーボードで入力する必要があります。
「DATEDIF関数」自体は確かにマイクロソフトの公式サイトでも紹介されています。
◆ DATEDIF 関数 - Windows SharePoint Services - Office.com
このページによると
この関数は、Lotus 1-2-3 との互換性を提供するために用意されています。
とあり、表計算ソフトとして、かつてエクセルの強力な競合ソフトだった Lotus 1-2-3 の関数をエクセルでも使えるようにしただけで「関数の挿入」には含めていない、というスタンスのようです。
それでもエクセルに「DATEDIF関数」に代わる便利な関数はないので「隠しコマンド」のような扱いではなく、きちんとサポートして他の関数と同じように「関数の挿入」に追加して欲しいです。
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