「レスポンシブWebデザイン」とは、Webページ(ホームページ)制作でパソコンやスマートフォン(スマホ)、タブレット端末など様々な大きさの画面に対応してサイズや構成が変化するデザインのことです。
「レスポンシブ(Responsive)」には「反応が良いさま」「感じやすいさま」などの意味があり(「デジタル大辞泉」より)、いろんな機器の画面サイズでサイトを開いた瞬間に反応して、表示を自動調整できる様子を表しています。
言葉で説明するより、見ていただいたほうが早いので、たとえば以下のサイトを開いてみてください。ブラウザーのウインドウサイズを変えるだけで、滑らかにデザインが変わっていくのが分かるはずです。
◆ 関西大学
画像もバナーもサイズが変わるだけで基本的には一緒です。そのため統一感があります。
ウインドウのサイズに合わせて滑らかにサイズや配列、メニューの表示方法が変化します。
滑らかに構成が変化する設計は「液体」のようなので「リキッドレイアウト」と呼ぶ場合もあります。
スマホをお持ちであれば、パソコンとスマホでの表示の違いを見たり、スマホの向きを縦から横にして変化を見てみましょう。すでにいつも使っているサイトも「レスポンシブWebデザイン」かもしれません。
◆ Responsive Web Design JP
日本国内の秀逸なレスポンシブWebデザインを集めたギャラリーサイト
「レスポンシブWebデザイン」と対照的なのがスマホ専用のサイトを別途、制作して、スマホのときだけ切り替える方法でしょう。スマホでの表示に、より最適化できるメリットもありますが、ひとつの記事に 2種類のページができてしまうので、管理がなにかと面倒です。
たとえば「なにしろパソコン・ドットコム」は別々のページを作成しています。
共通のコンテンツはあるものの、まったく別のデザインです。
数年前にスマートフォンの普及を想定せずに制作したサイトをあとから「レスポンシブWebデザイン」にするのは大変なので、導入するなら新たに立ち上げるか、全面的なリニューアルにしたいところです。
「なにしろパソコン.com」も、まずはスマホ専用サイトを新たに追加して作成しましたが、今後、大きくリニューアルする機会があれば、そのときに「レスポンシブWebデザイン」はありだと考えています。
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