「USBスリープアンドチャージ」「電源オフUSB充電」とは、パソコン本体の電源をオフにした状態、あるいはスリープや休止状態でも、本体の USBコネクター経由で USBバスパワー(DC5Vの電源)を供給できる機能です。
この機能を利用すれば USBを使って充電できるスマートフォンなどの電子機器に、パソコン本体をオフにした状態でも給電ができるため、
パソコンを起動していないときでも充電ができて便利
です。
「USBスリープアンドチャージ」という名前は、東芝製品のパソコンで使われており、富士通では「電源オフUSB充電」、NECでは「パワーオフUSB充電」と紹介されていますが、どれも同じ機能です。
ここ数年でこの機能に対応するパソコンが増えており、スマートフォンの普及でいつでも USB充電したい要求が高まったのも要因でしょう。
パソコンに USBコネクターが複数ある場合でも「USBスリープアンドチャージ」が使えるコネクターは限定されていることが多く、通常の USBコネクターのマークに小さな「稲妻」や「電源プラグ」が付いた柄になっています。
右が「稲妻」マーク付きの USBコネクターアイコン。
富士通の場合は「電源プラグ」マーク付き。
富士通Q&A - 電源オフUSB充電機能について教えてください。
- FMVサポート : 富士通
また、パソコン購入時には設定がオフの場合が多く、メーカーが用意した専門ユーティリティーで利用できるように設定が必要です。
できればメーカーごとにバラバラな機能名や表示マークは統一して、設定ツールも Windows の「コントロールパネル」に標準で搭載してもらいたいところです。
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