「InPrivate ブラウズ」とは Internet Explorer(IE) を使うときに訪問した Webページや、そこで入力した各種情報が使用中のパソコンに保存されない状態(モード)になっている、ということです。
IE の初期設定では保存されるようになっているクッキー、インターネット一時ファイル、履歴などを残さないことで、そのパソコンから他人に自分の情報が漏れることを防ぐことができます。
「プライバシーモード」「シークレットモード」といった名前を採用しているブラウザーもありますが、IE では「InPrivate ブラウズ」と名付けています。
基本的には同じ情報を保護する機能です。
この「InPrivate ブラウズ」は IE8 で採用され、以降、IE9/10/11 にも搭載されており、設定を有効にするには「ツール」メニューから「セーフティ」-「InPrivate ブラウズ」と辿って選択できます。
「InPrivate ブラウズ」を設定すると入力ボックス左に「InPrivate」と表記された青いバナーが現れ、これが表示されていれば機能は有効となり、ウインドウを閉じると「InPrivate ブラウズ」は終了します。
たとえばインターネットカフェなどでパソコンを借りて、ブラウザーを使うときには「InPrivate ブラウズ」にしておくといいでしょう。
一方、タッチ用 IE10/11 には「InPrivate タブ」という設定があり、タブごとに「InPrivate」機能を有効か無効か変えることができます。
有効なら入力ボックスの左に青く「InPrivate」と表示されます。
タッチ用 IE10/11では、画面の上端から下に、あるいは下端から上に向けてスワイプすることで操作用バーが表示されます。
バーの右端にある「・・・」ボタンをタップして「新しい InPrivate タブ」を選択します。
新しい「InPrivate タブ」を開くと、それ以降は、そのタブを閉じるまで「InPrivate」状態が続きます。
たとえば金融機関のサイトなど、一時的に使用中の情報を残したくないときなどにも有効です。
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