デスクトップを含め、いま開いているウインドウをすべてサムネイル(縮小)表示にして重ねるように並べ、順番にめくるように動かしてウインドウを選び、切り替える機能が「Windows フリップ」です。
Windows 7 による Windowsフリップ
Windows Vista、Windows 7 の場合、Windowsフリップはマウス操作とキー操作で表示され、利用できます。
◎マウス操作
- 「クイック起動バー」の「ウインドウを切り替える」アイコンをクリックしてWindowsフリップを起動
- マウスのホイールを回してサムネイル表示をめくるように動かす
- 希望のウインドウをクリックして決定
◎キー操作
- [Windowsロゴ]を押しながら「Tab」キーを押してWindowsフリップを起動
- 「Tab」キーを押すたびにサムネイル表示がめくるように動く
- 希望のウインドウが先頭に来たら[Windowsロゴ]キーを離して決定
Windows Vista では、新しい Windows の象徴のような扱いでしたが、Windows 7 では「クイック起動バー」が標準表示でなくなり、 Windowsフリップも表舞台から消えた感じになりました。
◆ Windows 7 に「クイック起動」バーを追加する方法
そして、いよいよ Windows 8 では同じ切り替え機能でも「立体的な表示」をやめてしまいました。
Windows 8 で「ウインドウを切り替える」アイコンをクリックすると、画面中央で平面的に、現在、開いているウインドウが並びます。
Windows 8 で [Windowsロゴ]+「Tab」キー操作をすると、現在、開いているアプリが表示されます。
この方法で表示されるのは「タッチ用アプリ」だけです。
もともと「フリップ(flip)」には「(指先などで)はじく, はじき飛ばす」といった意味があり、「Windows フリップ」は本来なら Windows 8 のように
タッチパネルで操作するときに価値のある機能
と考えるのが普通です。
ところが「Windows フリップ(3D)」をマウスやキーボードでの操作が中心のときに登場させ、やっとタッチパネルを前提とした Windows 8 になってやめたのは少し残念です。
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