表示画面にペンや指先で触れる(タッチする)ことで選択や移動など、各種操作のできる装置が「タッチパネル」で、二か所以上に触れても同時に感知でき、操作できるのが「マルチタッチ対応」です。
従来の「タッチパネル」は案内板や ATM の画面など、一本指で、ひとつずつ押していく「シングルタッチ」が普通でした。
それに対して、スマートフォンやタブレット端末では二本指以上で直感的な操作ができる「マルチタッチ」です。
たとえば親指と中指で画面を同時に触れるダブルタップ、
親指と人差し指の二本を遠ざけると画面上の(写真や地図などの)表示が拡大、近づけると縮小する操作などが、マルチタッチによる操作の代表といっていいでしょう。
◆ タッチ: スワイプ、タップなど(マイクロソフト)
この同時にタッチした二本の指を
近づける操作は「ピンチ(つまむ)」、
遠ざける操作は「ストレッチ(伸ばす)」
とも呼ばれています。
二か所のタッチまで同時に認識できるのを「2ポイントのマルチタッチ対応」と呼び、現在は「5ポイント」「10ポイント」と認識できる点数が増えています。
とはいえ、基本は1本指でのタッチ操作が中心で、あとはたまに2本指の操作があるくらいなので、2ポイントでもそれほど不自由はしません。
そもそも3本以上の操作は用意されていても「直感的ではない」のであまり使われていません。
将来的には大型のタッチパネルを両手で操作したり、複数の利用者が同時にタッチ操作するといった使い方も考えられますが、現在の利用範囲では「5点」もあればマルチタッチとしては十分かもしれません。
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