「ビッグデータ(Big data)」とは、文字通り「巨大なデータ(群)」ということで、いままでは収集不可能だった項目や、集めたとしても解析や処理しきれないほどのボリュームを持ったデータのことです。
そんな「ビッグデータ」ですが、昨今の
・ インターネットによる情報通信技術の発展
- あらゆるものが記録、発信されている
・ スマートフォンなどの情報端末の普及
- 個人の特定や位置情報の収集など
・ SNS 普及による個人発信データの急増
- リアルタイム情報、個人情報の宝庫
・ 大容量データの保管や処理能力の向上
- クラウドサービスの発展
などにより、大いに注目されています。
(出典)情報通信審議会ICT基本戦略ボード
「ビッグデータの活用のあり方について」資料7-2
ただしサイズに定義があるわけではなく、何を「ビッグ」というのか曖昧です。
膨大なネット上の情報を収集、処理をして検索サービスを構築し、広告ビジネスとして莫大な利益を上げているグーグルなどは「ビッグデータ」で成功した活用事例といえるかもしれません。
各企業が持っている多種多様な独自情報をデータ処理して、そこからほぼリアルタイムにキーワードや傾向を見つけ出し、そこで得られた知見をビジネスに生かせれば他社との競争力を高められるはずです。
たとえばツイッターに集まる「いま」に関する情報、フェイスブックに掲載される個人情報に紐付いた情報、アマゾンや楽天による買い物履歴など、すでに大手は「宝の山」といえるデータを活用しています。
様々な可能性を秘めた「ビッグデータ」ですが、まだまだ言葉が先行している状態です。
「ビッグデータ」を生かし、新しい製品やサービスの誕生、未来の市場創造など幅広い成果が出てくるのは、まさにこれからといえるでしょう。
そして集めたデータ量は十分でも、そこから意味のある結論を取り出せるかどうかが、より重要になります。
さらに勉強してみたい方は、以下のページなども参考になります。
一般の利用者としては、覚えなくてもいいキーワードですが、個人がネット経由で何か活動をすれば、その情報を利用しようという企業がいることを知っておくことは大切です。
そして「ビッグデータ」から、よりユーザーの望む商品やサービスが生まれてくるとすれば、それはメリットといっていいでしょう。
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