「ページビュー(Page View)」も「訪問数」も、ウェブサイトへの接続(アクセス)がどれぐらいあったかを測るための指標です。
まず「ページビュー(PV)」とは、ウェブサイト上で公開されているウェブページが Internet Explorer などウェブブラウザーによって開かれた(表示された)回数のことです。
一方の「訪問数」とは、ある利用者があるウェブサイトでページを開いたり、指示に従って作業するなど一連の活動をした回数で、1回の訪問で同じサイト内の複数のページを何回表示させても、一定時間内であれば「訪問数」は1のままです。
つまりウェブサイト単位で計測すると「訪問数」より「ページビュー」のほうが多くなります。
たとえば、ある利用者が、あるサイトに訪問して、その1回の訪問で同じサイト内の違う3ページを開いたら、そのサイト全体に訪問数「1」とページビュー「3」が追加されます。
基本的には1回の訪問で、同じ人が同じページを何回表示させても、2回目以降はページビューが増えませんし、「再読み込み」ボタンで同じページを連続して読み込んでもページビューは増えません。
同様に、数分といった短い時間内に、何度も同じサイトへ訪問しても、訪問数は1のままです。ただし、訪問を終了してから一定時間が経過したあとに再び訪問すると、訪問数やページビューが追加されます。
Google Analytics(グーグルアナリティックス) という利用者の多い「ウェブ解析サービス」では、この一定時間は「30分」です。
◆ アナリティクスでの訪問数の算出方法 - アナリティクス ヘルプ
一方、同じ人によるアクセスでも、別のブラウザー(IE、Firefox、Chrome など)、別のデバイス(別のパソコン、タブレット端末、スマートフォン)を使えば、訪問数やページビューは別々に追加されます。
そういう意味では、数をごまかすこともできますが、多くの訪問数やページビューがあるサイトでは大勢に影響ありません。
また、通常は自社からのアクセスなどはフィルターで除外する設定をしています。「なにしろパソコン・ドットコム」も自社内経由のアクセスは除いています。
バナー広告などを掲載しているサイトにとって、ページビューの増加は広告の表示回数の増加につながり、収入増にも直結するため、重要な指標となっています。
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