パソコンで「アーカイブ(Archive)」とは複数のファイルをひとつにまとめることです。まとめられたファイルは「書庫」「ファイル保存庫」と呼ばれることもあります。
NHK が懐かしい番組のビデオや音声データを保存している施設の名前、そしてそれを公開するサイトや番組タイトルを「NHKアーカイブス」としています。
複数形の「アーカイブス」を採用したことで様々なデータを保管している感じが伝わりますが、発音的には「ブ」のあとなら「ズ」になるはずなので「アーカイブス」は造語ともいえます。
もちろん、それほど大掛かりな保存・保管でなくても、たとえば
パソコンで複数のファイルをひとつのファイルにまとめて保管するのも「アーカイブ」
といいます。
複数のファイルをひとつにまとめるときには、容量を節約するために「圧縮」することが多いです。
そのため圧縮ソフトを使って生成されたファイルのことも「アーカイブファイル」と呼ぶことがあります。
それでも「圧縮=アーカイブ」ではありません。あくまでも「アーカイブファイル」というのは複数ファイルをひとつにしたものであり、それが圧縮されている場合もある、ということです。
一方、インターネット上に存在するウェブページをすべて保存しようという壮大なプロジェクトに「The Internet Archive」があります。
◆ Internet Archive(英文サイト)
2002年に解説を書きましたが、保存するために膨大な容量が必要なため、そこから10年以上もよく続いていると思います。
◆ なくなったホームページ、サイトの情報を見たい(2002/4/17)
その中で、1996年から始まった「Wayback Machine」を使えば 10年以上前のサイトの情報も見ることが可能です。
◆ Internet Archive: Wayback Machine
たとえば「なにしろパソコン」も開始当初のデータが保存されています。
保存されるタイミングはバラバラですが、2000年から現在に至るまでその変遷が分かるデータがアーカイブとして残っているというのはすごいことです。
それにしても過去のサイトを見るのは、少し気恥ずかしいものです。
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