Windows 8 で、メニューやバーに指定したファイルやアプリ(のアイコン)を常に表示させておく操作を「ピン留め」と呼ぶようになりました。
たとえば、タスクバー上にワンクリックで起動できるようにアイコンを表示させておくため、右クリックのメニューから操作しますが、
Windows 7 では
タスクバーにこのプログラムを表示する
と表記されていましたが
Windows 8 では
タスクバーにピン留めする
という呼び方に変わりました。
Windows 8 のスタート画面でタイルを右クリックすると、画面下に「スタート画面にピン留めする」「スタート画面からピン留めを外す」を切り替えるメニューが現れます。
「スタート画面にピン留めする」にすることでスタート画面に常時、表示されることになります。
Windows 7 のタスクバーでも、「押しピン(Push Pin)」のイラストで
青い押しピンが斜め向き - プログラムを常に表示している状態
だから「プログラムを表示しない」という操作表現になっています。
白い押しピンが横向き - プログラムを常に表示しない状態
だから「プログラムを表示する」という操作表現になっています。
Word や Excel でも常に表示するファイルを設定するとき、押しピンのアイコンを使っています。
このようにイラストや色には、いろんなパターンがあります。
それを Windows 8 からは
「ピン留めする」「ピン留めを止める」
という表記にするように決めたようです。
余談ですが、イラストに使われているピンは英語では「Push-Pin(押しピン)」ですが、アメリカ英語では「Thumbtack(親指で差し込むから?)」、さらに形状から「ダルマ型ピン」「チェス画鋲」などとも呼ばれています。
ほかにも「ボンゴピン」と呼ばれることもあるようです。
今後、「ピン留め」という表現が定着するかは分かりませんが、「固定表示の意味で使われている」と理解しておきましょう。
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