「LINE(ライン)」が人気です。基本的には利用者同士が無料で音声通話やメッセージ交換ができるサービス、およびそのアプリの名前です。
最初はスマートフォンのアプリで広まっていきましたが、携帯電話やパソコンでも使えるソフトウエアも無償で公開されています。
ただし、パソコン版はスマホや携帯電話で登録したあとでないと使えないなど制限があるので、注意が必要です。
各種「LINE」のアプリをインストールすることで、スマートフォンの OS や通信会社を問わず、ケータイやタブレット、パソコンといった端末の壁も越え、ネット経由で音声通話やチャットができます。
パケット通信を使い放題の定額コースに契約していれば、通信料を気にせずに利用できることから「無料通話」と銘打っています。
複数のユーザーでグループを作ることで、メンバー間での同時メールができたり、
一緒にゲームができるなど、メッセージ交換のサービスから、さらにソーシャルメディア的な利用も広がっています。
LINE では、チャット中のアクセントとして、様々なキャラクターを使った少し大きめの画像の「スタンプ」を挿入することができます。
人気キャラクターのスタンプは170円程度で有料販売されています。
このスタンプによって、チャットでいちいち文字入力をしなくても、簡単なあいさつや返事、気持ちを伝えることができるということも、若者を中心に LINE の人気を加速した要因のひとつです。
さらにスタンプによる
・ 他のサービスとの差別化
・ 有料配布によるサービスの収益化
・ 企業がプロモーションのために無料で配布
といった展開に今後も注目です。
LINE を開発したのは韓国のIT企業「NHN」の日本法人「NHN Japan」であったため、一部のメディアでは日本発のソーシャルメディアと評されることもありますが、韓国産ともいえるので微妙なところです。
そんな中、2013年4月1日に NHN Japan 株式会社は LINE株式会社に社名を変更。LINE を中心に勝負するという意気込みを感じます。
LINE Corporation | 商号変更に関するお知らせ
そんな LINE が2011年6月にサービスを開始してわずか 19ヶ月後の 2013年1月18日に登録ユーザー数が世界で1億人を突破したことが話題になりました。
◆ 「LINE(ライン)」の利用者が開始19ヶ月で1億人を突破
Facebook が1億ユーザーを越えたのは約 54ヶ月ということなので、 その爆発的な拡大のスピードが分かります。
スマートフォン同士の音声通話を試しましたが、
思った以上に遅れも雑音もなく、音声品質は悪くない
と感じました。
チャットも普通に楽しめましたが、確かに
スタンプは文字だけで単調になりがちな会話に彩りを与え、微妙なニュアンスも伝えられ、なにより楽しい
と感じました。もちろん無料のスタンプもあります。
この手のサービスは、とにかく実際に使ってみなければ理解できない部分が大きいです。
LINE の基本機能は無料なので、スマートフォンなど便利に使える環境があり、同様に興味を持っているお友だちがいれば、新しい会話の手段として試してみる価値はあります。
その結果、 気に入ったら使い続ければいいのではないでしょうか。
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