「Modern UI(モダンUI)」とは、Windows 8 を起動して最初に現れる画面(スタート画面)で採用された新しい表示スタイルや操作ルールといった新しい「ユーザーインターフェース(UI)」のことです。
「(ユーザー)インターフェース」については、すでに解説しています。
なんといっても「モダンUI」の最大の特徴は「タイル」と呼ばれるカラフルな四角いパネルがモザイク状に並んでいるところです。
これは従来のアイコンと較べ、タッチパネルを指の腹でポンと軽く叩く「タップ」やドラッグのように移動させる「スワイプ」といった操作に適した形状です。
◆ Windows 8 のタッチ操作におけるタップ、スワイプとは
各「タイル」はアプリやフォルダー、特定サイトへのショートカットとなっています。
このタイルを指でタップしたり、マウスカーソルをタイル上に移動させてクリックしたりすることで起動したり、開くことができます。
さらに「ライブ タイル」に対応しているアプリであれば「タイル」の上に最新のニュースやメッセージ、天気予報などを自動表示させることもできるので、見た目にも楽しい「UI」になっています。
この「モダンUI」は Windows 8 が発売される少し前までは「Metro UI(メトロUI)」と呼ばれていました。
ロンドンや東京の地下鉄(=メトロ)の案内板などで使われている見やすいフォントや色分け表示なども参考にデザインが決まりました。
Designing Metro style: principles and personality
| BUILD2011 | Channel 9
ところが「メトロ」という言葉が他の企業ですでに使われていたために使用できなくなり、最終的に「モダンUI」となったようです。
「modern(モダン)」には「現代的な」「最新の」などの意味があり、 この Windows 8 の表示&操作方法(インターフェース)が真の意味で「モダン」と呼ばれるようになるか注目です。
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