「アプリ」と「アプリケーション(ソフト)」の違いとは

スマートフォンが普及すると同時に「アプリ」という言葉をよく耳にするようになりました。「アプリ」は「アプリケーション(ソフト)」を短くした言葉であり、ソフトウエアのひとつと考えてください。

※ 「アプリ」は「よくわからないIT用語ランキング」第8位

「アプリケーション」は英語では「Application」で「適用、応用」の意味があり、「アプリケーションソフト」を「応用ソフト」と呼ぶこともあり、その省略した用語が「アプリ」となるわけです。

 

この「応用ソフト」に対して、ウインドウズなどパソコンの基本操作や設定ができるようにするソフトウエアの「OS」は「基本ソフト」となります。

◆ 「オペレーティングシステム(OS)」とは基本ソフト

まあ、最近では「OS」という言葉が浸透して「基本ソフト」とはあまり呼ばれなくなりました。

 

それから「OS」以外でも、周辺機器の設定や操作をする「ドライバー(ソフト)」なども「アプリケーション」とは呼ばれません。

◆ 「ドライバー(driver)」 とはハードを動かすソフトウエア

 

つまり「アプリケーション(ソフト)」とは

パソコンを使って特定の目的を実現するために
活躍してくれるソフトウエア

を指しているのです。

 

具体的には「ワープロ」や「表計算」「メール」や「お絵かき」など、基本操作以外に目的があるものはみんな「アプリケーション」に分類していいでしょう。もちろんゲームや業務用ソフトも含まれます。

 

スマートフォンが登場する前から「アプリケーション」では長いので「アプリ」と略されることはありました。たとえばドコモの携帯電話で動く様々なiモード用ソフトは「iアプリ」と名付けられています。

iアプリ | サービス・機能 | NTTドコモ

 

つまり

「アプリケーション」と「アプリ」は同じ意味

ですが、短くてかわいらしい響きのある「アプリ」は、携帯電話やスマートフォン、その他の携帯電子機器にインストールするソフトに対してよく使われています。

 

ちなみに米国では「Application」の略として「App」が使われており、いろんなアプリという意味で「Apps」と複数形が付いたりします。

iPhone、iPad では「App Store」 でアプリを入手できます。

 

ということで、パソコンで使うエクセルやワードも「アプリ」と呼んでも間違いないのですが、いまやスマートフォンにインストールするソフトのことが「アプリ」と定義してもいいような勢いです。

Android端末では「Google Play ストア」でアプリを入手できます。

 

記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。

スポンサーリンク

ご意見&コメント

パソコン用語解説」をご利用いただき、ありがとうございます。

「参考になった」「ちょっと違うかも?」というときは TwitterFacebookページを使ってご感想やコメントをいただけると嬉しいです!励みにもなりますし、必要に応じて情報の追加や修正もしてまいります。

 

同じカテゴリー「ソフトウエア活用」の用語解説

 

同じカテゴリー「ソフトウエア活用」のQ&A

関連した記事を検索

パソコントラブルQ&A」「パソコン用語解説」では関連Q&Aや用語解説を豊富に掲載中です。検索してみてください!

五十音順」インデックス

別サイトで「パソコン用語集」も公開しています。

過去の用語解説 (762 件)

編集長のプロフィール

編集長

:パソコン生活応援アドバイザー。「なにしろパソコン.com」サイト運営、メルマガ編集、セミナー講師からコラム・書籍執筆まで実績豊富!

「パソコン用語解説」では厳密さよりも、分かりやすさ、覚えやすさを優先しています。そのため強引なたとえを使ったり、編集長独自の見解も交えておりますのでご了承ください。解説の中でパソコンの設定や操作法を紹介していますが、お使いのバージョンなど環境によって違う場合があります。

また、本サイトを参考にしたパソコン設定、サイト閲覧、紹介したソフトウエアや機器の購入&使用、そしてトラブル対応やインターネット活用は『利用者の責任』でお願いします(免責事項)。