現在、パソコンで使われているキーボードのキー配列はほとんど「QWERTY(クワーティ)配列」と呼ばれるものです。
パソコンの使い始めに多くの人がとまどうのが「キーボード」です。
使い慣れないうちは、どこにどのキーがあるのか分からず、ひと文字ずつ、探さないといけないのでイライラしてしまいます。
特にアルファベットのキー配列は規則性が正しくなく、覚えにくい並びなので
なぜ ABC 順に並べなかったのか?
という感想もあるのはもっともです。
さて現在、パソコンで使われているキーボードのキー配列はほとんど「QWERTY(クワーティ)配列」と呼ばれるものです。これは3列あるキー配列で、最上列の左から6文字をつなげて名前にしたものです。
有名な逸話に、タイプライターが誕生した頃は、アルファベット順のキー配列だと、隣り合うキーを連続して打つと、文字ヘッドを紙面にたたきつけるハンマー状のバーが絡み合うので、速く打てないようにわざとバラバラに並べた、というものがあります。
実際には「QWERTY配列」でも、「er」「ty」「ed」といった連続してよく使うキーが隣り合わせなので、バーが絡まないようにするためというのは理屈が合わないこともあり、説得力のある説ではありません。
さらに面白い逸話としては、最上列のキーだけ使って「TYPE WRITER」という単語が打てるので、タイプライターのセールスマンが実演するためにこんな配列になった、というものがあります。
嘘か本当かは別にしても、なぜ、こんな配列になったのか考えたり、最上列のキーだけで「TYPE WRITER」が打てることを雑学として知っていたりするだけでも、キーボードが少し身近に感じられるでしょう。
もう一歩踏み込んだ「QWERTY配列」の歴史に関する考察もあります。
中段に、ほぼアルファベット順に近い並びがあることから、最終的に現在の配列に至るまでの推察は「読み物」としても面白いです。
そんなことも頭に入れてから「らくらくタイプ練習」でキー配列の妙を味わってみるのもいいかもしれません。
改めて、すんなり覚えられる配列ではないことに気付くかもしれません。
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