「プラットフォーム」という言葉は、コンピューターの世界では各種プログラムやデータなどを動かすことのできる共通の基盤(土台)となるハードウエアや OS、ブラウザーなどを指して使われています。
「プラットフォーム(platform)」といわれて真っ先に思い出すのは鉄道の駅において、乗客が列車に乗り降りするための場所(ホーム)ではないかと思います。
駅のプラットホームには人や荷物が集まり、列車で送られたり、届けられたりします。大都市の駅ほど様々な列車や乗り継ぎの交通手段が乗り入れ、ますます便利になっていきます。
この「プラットフォーム」には、英語で「土台」という意味もあります。
コンピューターの世界では、まさに
各種プログラムやデータなどを動かすことのできる共通の基盤(土台)となるハードウエアや OS、ブラウザー、ウェブサービス
などを指して使われます。
長い間、パソコンでは OS に対応したプログラムしか使えませんでした。ゲーム機なども対応したゲームを買う必要がありました。
こういったパソコン用OSやゲーム専用機がこれまでの典型的な「プラットフォーム」であり、そこでしか動かない人気のプログラムやゲームを囲い込むことで競争力を高めていきました。
特にパソコンの世界では Windows OS がプラットフォームとして圧倒的な強さでした。ところが複数の OS で動くブラウザー上で利用できるサービスが増えることで、その優位性は薄れてきました。
そういう意味で、ブラウザーも立派なプラットフォームといえるのです。
さらに、ここ数年で急成長したツイッターやフェイスブックなど、いわゆるソーシャルメディアが新たなプラットフォームとして注目されるようになっています。
※ パソコンやスマホで最初にチェックするのがソーシャルメディア
となれば、活動の中心(プラットフォーム)となりうるのです。
もちろん今後もパソコンでは Windows OS が中心でしょう。しかし、影響力のある「プラットフォーム」としてはブラウザーやスマホ用 OS、ソーシャルメディアなどに移っていく可能性があります。
Windows の巻き返しも含め、今後、各社の「プラットフォーム戦略」から目が離せません。
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