ひとつのウインドウで複数ページを開くことができ、各ページの「タブ」をクリックして切り替え表示できるブラウザーが「タブブラウザー」です。
パソコンで新しいウインドウをどんどん開いていくと、デスクトップがウインドウだらけになります。ウインドウズだらけだと目的のウインドウがすぐに見つからず、操作しにくくなりますが、いちいち閉じるのも面倒です。
そんなときは「ひとつのウインドウ」を開いておいて、複数のページを各ページのタイトルが表示された「タブ」をクリックすることで、表示を切り替えて見ることができると便利です。
※「タブ(tab)」は「つまみ」「ふた」「ツメ」といった意味で、書類の仕切り紙で分類名を書く出っ張り部分も「タブ」です。
ウェブの閲覧ソフト「ブラウザー」で、このタブ機能を持ったものが「タブブラウザ」です。
インターネットエクスプローラー(IE)は、2006年末に登場した IE7 からタブ機能を導入して「タブブラウザー」になりました。
その後、IE8、IE9 とバージョンアップの都度、機能強化されています。
※ IE8 で「タブグループ」機能や「閉じたタブを再度開く」や
「タブの複製」といった操作が追加されました。
※ IE9 でタブ関連の機能追加は、タブをタブバーの外にドラッグ
するとページが別ウインドウになるくらいです。
IE8 で、タブブラウザーの基本形態はほぼ完成したので、あとはちょっと便利な機能が追加されていくと思われます。
実は私もタブブラウザーが登場した当初は、新しいページは別のタブで開くよりも、直感的にどんどん新しいウインドウが開くほうが好きでした。それでも、いまではすっかりタブを使うことに慣れてしまいました。
実際、慣れというのは恐ろしいもので、その他のソフトウエアもタブによる切り替えができればいいのに!と思うようになりました。その筆頭が ウインドウズのファイルを管理するエクスプローラーかもしれません。
さらなるウインドウズの進化に期待したいところです。
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