マウスの「ホイール」とは左右のボタン間にあり、前後に回転させて画面を上下スクロールさせる装置です。さらに左右に傾けると左右スクロールできる機能を追加したものが「チルトホイール」です。
「ホイール(wheel)」とは自動車や自転車でタイヤをはめる部分の名称にも使われるように「車輪」「輪」といった意味です。
さらに「ホイール」を上から押すと、ボタンとしても利用できますが、この「ホイールボタン」はタブを閉じる操作などでとても重宝します。
現在では、マウスの「ホイール」を左右に軽く倒して押しつけるようにする操作で、画面の左右スクロールができる商品が登場しています。
この左右に操作できるホイールを「チルトホイール」と呼んでいます。
「チルト(tilt)」には「傾ける」という意味があるので、ホイールを傾ける操作から、この名前を付けたのでしょう。
登場したときは画期的だと思ったのですが、一般的なホイールが広く普及したのと比べると、まだまだ認知度も採用度も低いようです。
確かにウェブ閲覧の上下スクロールでホイールは大活躍ですが、たとえばエクセルで横長の表でも扱わない限り、左右のスクロールを使うことはあまり多くありません。
余談ですが、この「チルト」という新しい用語を最初に聞いたとき、そういえば冷蔵庫にも使われていたような気がしたので調べてみたら「チルド(chilled:凍結寸前の温度での冷却・保存)」でした。
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