先週も解説しましたが、文章を作成するときに文章を綴るだけでなく、フォントの種類や文字サイズ、レイアウトまで加工して(= process)保存や印刷できるソフトが「ワープロ(word processer)」です。
◆ ワープロといえば Microsoft Word(ワード)なの?
「プロセッサー」は「加工するもの」という意味で、加工して原型が変わるニュアンスです。
「フードプロセッサ」と呼ばれる調理器具も、刻む、つぶす、混ぜるなどで食材の加工ができますが、フード(食材)の代わりにワード(文字や言葉)を加工するのが「ワープロ」です。
一方で、文字(テキスト)のみのファイルを使って、純粋に文章だけを作成し、練り上げる(編集する)ソフトを「テキストエディター」と呼びます。一般的に「エディター」=「テキストエディター」です。
※ 「編集する」という英語は動詞で「エディット(edit)」です。
そこから「編集するもの」「編集者」は「エディター(editer)」となり、「編集するためのソフト」も「エディター」となります。
各種 Windows に「アクセサリ」として標準で付属している「メモ帳」というソフトも立派な「テキストエディター」です。
最終的に印刷したり読みやすくしたりする場合は「ワープロ」を使うのも良いのですが、最初の段階で文章を書き出したり、組み立てたり、練り上げるという「文章編集」の段階では「テキストエディター」のうが数段軽くて使いやすく、融通が利く場合がほとんどです。
対外的に読んでもらう書類や、印刷して保存しておく必要がある書類 でなければ、エディターで作成したままの文章でも十分です。
あとはメールにして送ったり、保存しておけば検索で探すときも簡単です。
このように「ワープロ」と「エディター」を目的や状況によって使い分けられるようになれば、パソコンの作業効率もグッと上がります。
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