エクセルで「列」つまり、セルが柱状に『縦方向に並ぶ』のが「Column(カラム)」です。
「コラム(column)」は、もともと「円柱」のことであり、古代ギリシャやローマ建築の石柱も「コラム」と呼ばれています。
そこから円柱形、柱状のものも「コラム」と呼ぶようになりました。
また「コラム」といって馴染み深いのは、新聞や雑誌などに掲載されている短いエッセーや評論のことではないでしょうか?
新聞や雑誌の「コラム」は、紙面の一部を枠や罫線で囲ったスペース(欄)のことを指していますが、そこに書かれた記事や文章のことも「コラム」というわけです。
横長のコラムもあるので、悩ましい限りです。
さて前置きはこれくらいにして、エクセルなどの表計算で数字や文字を入力する最小単位が「セル」ですが、それが「行」と「列」に並ぶことで「表」となります。
この「列」も英語では「Column」です。
「列」つまり、
セルが柱状に『縦方向に並ぶ』のが「Column」
です。
エクセルでは「Column」のカタカナ読みは「カラム」となっています。
読みが違うだけで「コラム」と同じことですが、注意が必要です。
一方で横方向に並ぶ「行」は「Row」とされているのですが、辞書で調べると「Row」の訳に「列」もあります。
この辺は日本語も同じで、よくどちらが「行」で、どちらが「列」なのか迷うときがあります。
本来なら縦に並んでも横に並んでも「行列」ですが、とにかく
横方向が「行(Row)」で縦方向が「列(Column)」
と覚えておきましょう。
ちなみに、どちらが「行」か「列」か迷ったときの確認法として、それぞれの漢字の一部分で「行」の「二」部分から横並び、「列」の「||」部分から縦並び、で覚えるというのがありました。
迷ったときには確認するといいかもしれません。本日の「コラム」でした。
記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。