パソコン操作で早めに身につけておきたいのが、選択したテキストやファイルなどを「切り取り」して「貼り付け」するという連続操作で、英語では「カット&ペースト(Cut & Paste)」になります。
「ペースト(Paste)」には「〔接着用〕のり(状のもの)」という名詞や「貼り付ける」といった動詞の意味があり、たとえば粘り気のあるものを「ペースト状の」といった表現はよく使われます。
この「切り取り」と「貼り付け」操作は、多くのアプリケーションでメニューバーの「編集」メニューから選べますが、選択したテキストやファイルを右クリックしたメニューにも登場します。
さらに、なんといってもこの連続技を使うときはショートカットキーが便利なので、お使いでない方はぜひ試していただきたいと思います。
[Ctrl] +「X」 → 切り取り(Cut : カット)
[Ctrl] +「V」 → 貼り付け(Paste : ペースト)
たとえば長い文章を書いているとき「ここの部分は後半に移したい」と思ったら「切り取り&貼り付け」操作の手番です。
まずは「ここの部分」の対象物を選択して、[Ctrl]キーを押しながら「X」キーを押して切り取り、対象物を移動させたい場所にカーソルを動かし、[Ctrl]キーを押しながら「V」キーを押して貼り付けます。
なぜ「カット(Cut)」が「X」で、「ペースト(Paste)」が「V」かというと、まずはすでに「C」は「コピー(Copy)」、「P」は「プリント(Print)」で使われているため、ということがあるでしょう。
しかし、それよりも
キーボードで「X」「C」「V」キーは並んで配列されており、
共通で使う [Ctrl]キー からも近い
ということが挙げられます。
この配列によって「切り取り&貼り付け」や「コピー&貼り付け」といった定番のショートカットキーが連続してやりやすくなっています。
このため「切り取り」が「X」、「貼り付け」が「V」というのは理屈ではなく、操作を繰り返すうちに体で(指で)覚えていくのがポイントです。
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