パソコンの各種設定情報が一括して登録されているデータファイルのことを「レジストリー(registry)」といいます。
英国で「registry office」は「戸籍登記所」を意味します。
パソコンのレジストリーには、ウインドウズのシステムはもちろん、導入済みのソフトウエア、ハードウエアの「戸籍」ともいえる基本的な情報や設定が登録されています。
パソコンにソフトウエアやハードウエアを追加、削除をするたびに、レジストリーにも情報が追加、削除され、コントロールパネルで設定を変更する場合も、このレジストリーが書き換えられます。
技術的な知識が充分にあれば「レジストリーエディタ(編集ソフト)」を使って、普通は変えられないウインドウズの設定を変えたり、問題のある部分を直接、修正、追加、削除することも『可能』です。
一方、この
レジストリーのデータを知識もなく変更したり、削除したりすると
最悪、パソコンが正常に動かなくなる恐れもある
ので、初心者にとっては『禁断のファイル』と言ってもいいでしょう。
※ 逆に、コントロールパネルは直接レジストリーをいじらなくても
安全に設定の変更ができる「便利なツール」です。
書店やネット上で「レジストリーを変更すると速度が速くなる/便利になる」といった情報もありますが、一定の知識があること前提にしており、試すには事前のバックアップなど注意が必要です。
パソコンを扱っているうちにレジストリが削除されたり、破損したり、特定のプログラムに不具合を起こす情報に書き換えられてしまう場合がありますが、一般の利用者がそれを直接修正するのは困難です。
そんなとき、マイクロソフトが提供する「Microsoft Fix it」という専用プログラムは比較的、安全にレジストリーを修正できる場合もあります。
◆ Microsoft Fix it ソリューション センター
利用を検討してもいいでしょう。
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