マザーボードに組み込まれている「チップセット」は複数の集積回路で、「チップ(chip)」=「電子回路素子」が「セット(set)」=「一式」になっている、というわけです。
パソコン内部には、CPU やメモリーといった主要部品が組み込まれる電子回路の基板「マザーボード」があります。
通常、マザーボードは特定メーカーの決まった CPU シリーズだけが使えるようになっています。他の CPU は組み込めないのです。
※ 最近の CPU はシリーズが違うとマザーボードに挿入するための ピンの本数や配置が変わることが多く、融通が利きません。
そんなマザーボードに最初から組み込まれているのが「チップセット」で
「チップ(chip)」=「電子回路素子」が「セット(set)」=「一式」
というわけで複数の集積回路で構成されています。
最近では、ひとつにまとめたチップセットものもあります。
このチップセットが、マザーボードに挿入された CPU とメモリー、画像処理チップ、周辺機器との間で効率的にデータを受け渡したり、動作を制御したりしています。
特定の CPU シリーズに最適化されたチップセットが開発され、チップセットの種類によってマザーボードの性能も違ってきます。
つまり、マザーボードを購入する場合、対応している CPU シリーズは何かを確認して、さらに搭載されたチップセットもチェックして、どこまで機能が拡張できるかを調べておく必要があります。
もちろん、市販の完成したパソコンを購入する場合、チップセットを気にする必要はほとんどありませんが、2011年の春モデルとして発売されたパソコンの一部に、このチップセットの不良がありました。
◆ 米インテル、Intel 6シリーズ チップセットに問題
(2011年02月01日 ITmedia +D PC USER)
チップセットはマザーボードに最初から組み込まれているので、交換する場合はマザーボードごと、交換する必要があったわけです。
そんなこともあり、チップセットについて簡単に解説してみました。
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