エクセルのヘッダーに使用できる要素のひとつに「ファイルのパス」があります。カタカナだけ聞くと分かりにくい用語ですが「パス」は「Path」であり、英語では「道」「通り道」といった意味があります。
「ファイルのパス」とは、その「ファイル」を保存している「フォルダー」に辿り着くまでに階層を重ねたフォルダーの「経路(path)」といった意味になります。
たとえば作成したエクセルのファイルを特定のフォルダーの中に保存したときに、しばらくしてどのフォルダーに保存したのか分からなくなるようなことは誰にでもあることです。
そんなとき、印刷されたエクセル資料のヘッダーやフッターに、保存したフォルダーまで辿れる「ファイルのパス」が印字されていれば、保存場所を移動していなければ簡単に見つけることができるわけです。
「Cドライブ」のハードディスク上にある「マイドキュメント」に、「My Excel」という名前のフォルダを作成し、そこに「用語解説.xlsx」ファイルを保存すると、その「ファイルのパス」は以下のようになります。
フォルダーの階層は 「¥」 の記号をはさむことで表現されます。
ファイルを保存したフォルダーを開いたウインドウのアドレスボックスをクリックすると「フォルダーのパス」が表示されます。
また Windows 7 からは、パスを知りたいファイルを [Shift] キーを押しながら右クリックして、現れたメニューから「パスとしてコピー」を選択することで取得できます。
たとえば共有フォルダーに保存したファイルを相手に確認して欲しいときなど、この「ファイルのパス」をメールで知らせれば、間違いなく目的のファイルまで辿り着けるわけです。
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