プロパティ画面などで、画面の端(多くは上部)に順序良く並んで、それを選択することで表示したい別画面に効率よく切り替えるために使われる「耳」のような操作部分を「タブ(tab)」といいます。
紙の書類でも枚数が多いと章ごとに分けて探しやすく、めくりやすく「耳」のような紙の出っ張りをつけますが、あれが「タブ」です。
最近では Internet Explorer などウェブブラウザでも開いたページを効率よく切り替えて表示できる「タブ」が使える「タブブラウザ(Tabbed Browser)」が主流となりました。
一方で、キーボードにも「Tab(タブ)」キーがあります。こちらは「Tabulator」の略で、先ほどの画面上の「タブ」とは別ものです。
「Tabulator」は、もともと手動タイプライターの「図表作成装置」のことで、「Tabulator」キーでタイプする位置を一定の幅、進めることができ、それで図表をタイプで打てたということです。
※ 残念ながら、私はタイプライターを使ったことがありません。
それが現在、パソコンに「Tab」キーとして名前が残り、ワードなど文章作成では文頭に一定のスペース(インデント)を挿入するために使われています。
さらに多くのアプリケーションでは
「Tab」キーを押すごとに選択項目を次々とジャンプする
ことができます。
ということで、呼び方は同じ「タブ」でも、操作するときに画面上で使う「タブ」と、操作で使われる「Tab」キーという「2つのタブ」があるので、混同しないで、そして上手に使っていきましょう。
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