2011年になって早々、インテル社から新しい CPU 製品群が登場してパソコンの自作が好きな人などを中心にそこそこ話題になっています。
CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)はパソコンの 頭脳部となる部品のことですね。ペンティアム、Core 2 Duo (コアツーデュオ)などの商品名は聞いたことがあるでしょう。
具体的には、開発コード名で「Sandy Bridge(サンディブリッジ)」と呼ばれていた「第二世代の Core i シリーズ」で Core i7-2600、Core i5-2500 といった商品名のついた最新の CPU 製品群です。
◆ 【特集】「Sandy Bridge」完全攻略!! Core i7-2600K と
Core i5-2500Kを徹底的に試す (マイコミジャーナル)
ちなみにコード名は開発中に使う「愛称」のようなものです。
そもそも「Core i(コアアイ)」シリーズからしてよく分からないという場合は、以前に私の書いた解説も参考にしてみてください。
要するに「Core 2 Duo」の次に登場した商品群が「Core i シリーズ」であり、今回の「Sandy Bridge」は、その第二世代で Core i7-2600 のように商品名の後ろには「4桁の数字」が付いています。
※ 第一世代は「3桁の数字」なので見分けがつくはずです。
正直、パソコンでは主にワードやエクセルを使い、あとはブラウザーとメーラーでインターネットを楽しむ程度、という利用者が詳しく知る必要はありません。というか、技術的な説明が専門的すぎます。
それでも今後、新しいパソコンにはこの「次世代 Core i シリーズ」が使われてくるので、買う時にカタログで CPU が最新のシリーズかどうかをチェックできるくらいにはなっておいて損はありません。
少しだけ技術的な解説をしておくと「Sandy Bridge」の最大の特徴は4つの「コア」にグラフィックス機能が CPU 内で統合されたことで、より高速、低電力で画像や動画の処理ができるということです。
※とはいっても、最新の3Dゲームなどには単体では力不足です。
逆に動画といっても、たまにインターネットや DVD で楽しむ程度の利用者にこそ恩恵があり、ちょっとしたゲームを楽しみたいときに価値を発揮する CPU といえるかもしれません。
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