パソコン内部には主要部品である CPU、メモリー、各種ボードなどが組み込まれる電子回路の基板(ボード:board)があります。これを一般的に「マザーボード(motherboard)」と呼びます。
※ 「メインボード(main board)」と呼ぶこともあります。
マザーはもちろん母親(mother)の意味ですが、パソコンの主要部品の母体となる基板であり、サイズやねじの穴の位置などは規格があるため、市販のパソコンケースにピッタリと固定することができます。
マザーボードの規格、つまりサイズにも、組み込める部品やボードの枚数によって何種類かあり、その規格に沿って組み込まれた制御用の部品(チップセット)などによっても多くの選択肢があります。
マザーボードには各種部品や装置を挿入、つなぐための「ソケット」「コネクタ」が用意されており、必要な能力を持ったパソコンを作るために選んだ部品や装置に適合したボードを用意する必要があります。
もちろん、マザーボードと部品だけではパソコンは動きません。電源が必要ですし、基板に載せられないハードディスクドライブ(HDD)、光学ディスクドライブなどはコネクタやケーブルでつなぎます。
それをひとつのケースに組み込めばパソコン本体ができあがります。そこに外部のマウスやキーボード、ディスプレイをつなげば完成です。
自作でパソコンを組み立てたりしなければ、知る必要はありませんが、有名メーカーのパソコンもフタを開ければ、そこにはマザーボードがあり、そこに各種部品が装着されていると理解しておきましょう。
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