パソコンを買うとき、店員に「このパソコンのスペックは?」といった聞き方をする場合がありますが、そもそもこの「スペック」という用語は何を意味しているのかと質問されることがあります。
「スペック(SPEC)」は「specification(s)」を省略した呼び方で、英単語としては「仕様」「設計」「明細」といった意味があります。
つまり「スペックは?」で製品の基本性能=仕様を尋ねていると思えばいいでしょう。
パソコンでいえば、搭載されている各種部品やソフトウエアは何で、その性能はどれくらいか、といったことになりますが、具体的にはカタログの「仕様」の一覧表で紹介されている情報になります。
ですから「このパソコンの仕様を聞かせてください」でいいわけで、 無理して「スペック」という言葉を使う必要はありません。NEC や富士通などのパソコン紹介ページでも「仕様」となっています。
◆ LaVie とことんサポートPC LS200/FS 仕様一覧
http://121ware.com/navigate/products/pc/113q/10/lavie/ttspc/spec/
◆ FMVらくらくパソコン4 仕様 - FMWORLD: 富士通
http://www.fmworld.net/fmv/rakuraku/4/spec/
「仕様」ページのアドレスは、しっかり「spec」になっています。
ついでに「オーバースペック」という言葉もあり、これは「必要以上の仕様」のことを指しています。
たとえばパソコンで普段からメールやホームページ閲覧しか使わないのに、高価な部品や最新の機能を搭載したパソコンは必要ないので「オーバースペック」だというわけです。
もちろん「そのオーバースペックが魅力」という人もいます。
自分では使わなくても、そういう言葉を使っている人がいるときに、そういう意味だと知っておくと会話がスムーズに流れます。
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