「静電容量」方式のタッチパネルを操作するときは、長い爪や手袋をしたままでは使えません(タッチしても反応がない)。寒い冬に屋外で iPhone を使いたいときなどは、ちょっと不便を感じます。
NTTドコモも au も、そしてソフトバンクも、新たに発売する携帯電話機は「スマートフォン」が主力となりました。
そんな「スマートフォン」の多くが指先で表示画面に触れて操作する「タッチパネル」を入力方式として採用しています。
これにより従来の電話から発展した押しボタンを使う操作性から大きく変わりました。
タッチパネル上で、触れた位置を読み取る技術方式にはいくつかあり、iPhone をはじめ多くのスマートフォンは「静電容量」方式を採用しており、ガラス面に貼り付けられた「導電膜」と「指先」で起きる静電容量の変化を捉えて位置を検出しています。
ほかにも押した部分の圧力を感知する「抵抗膜」方式などがあり、現金引き落とし機や自動券売機などで幅広く使われています。
難しい話はさておき、体に静電気が溜まって指先で「ビリッ!」と放電して驚いた経験は誰にでもあると思いますが、「静電容量」方式のタッチパネルを使うには指と同様の「導電性」であることが必要です。
そのため「静電容量」方式のタッチパネルを操作するときは、長い爪や手袋をしたままでは使えません(タッチしても反応がない)。
寒い冬に屋外で手袋が手放せないときにスマートフォンが使いたくなると、ちょっと不便を感じます。
そこで、親指と人差し指の先の部分に導電性の糸を編み込み、「静電容量」方式のタッチパネル操作ができる手袋が登場しています。
同様の商品は以前からありましたが、安価な商品も登場してきました。
必要は発明の母とでもいいましょうか、ひとつのものが普及すると、関連商品も登場してきて面白いです。
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