パソコンやソフトウエアなどで購入した最初の設定を「デフォルト(default)」、利用者が使用目的に合わせたり「好み」で設定を変えるのを「カスタマイズ(customize)」と呼ぶ場合があります。
「デフォルト」の設定は「初期設定」とも呼ばれます。多くの製品は買ってすぐ、とりあえず使える設定になっています。
「デフォルト」と「カスタマイズ」は反対の意味ではないのですが、関連して使われることが多いのでペアで覚えておくといいでしょう。
洋服などで「特注品」を「カスタムメイド」などといいますが、この「カスタム(custom)」は「あつらえの、特別注文の」という意味で、そこに「ize」をつけて動詞化すると「カスタマイズ(customize)」=「特別注文に応じて作る(設定する)」といった意味になります。
パソコンも使い慣れてくると、少しでも使いやすくするため、OS やソフトウエアの「カスタマイズ」に凝りはじめます。つわ者になると取扱説明書にも載っていない方法で「カスタマイズ」しはじめますが、未知の不具合を起こすこともあるので決してお薦めしません。
調子に乗って「カスタマイズ」していくと、だんだん動作がおかしくなったり、元に戻せなくなることがあります。
そんな場合に初期状態に戻す機能を使ったり、インストールをし直したりします。そういった作業を「デフォルトに戻す」というわけです。
ウインドウズでは「既定値に戻す」と表現される場合もあります。
「デフォルト」には「債務不履行」という意味もあるので無理に使わず、「既定値」や「初期値」でいいでしょう。
初期設定は安定して動作する無難な設定です。迷ったら最初の状態(デフォルト)に戻す、というのもトラブル解決のひとつの知恵です。
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