アップル社から噂のタブレット端末「iPad(アイパッド)」が発表されました。「タブレット(tablet)」とは「書き板」「メモ帳」といった意味で、「タブレット端末」で手書き入力や操作ができる板状の端末を指す場合が多いです。
※ 「タブレット」は「よくわからないIT用語ランキング」第6位
「iPad(アイパッド)」は日本でも3月末には発売が予定されています。
この「iPad」は大型の「iPod Touch」という印象ですが、画面が大きいということはそれだけ情報量が増え、操作性が向上して用途も広がるため、特にウェブ閲覧がより快適になるのは確かです。
iPhone や iPod Touch でもできますが、持ち運ぶには良くても文字が小さく、何度もスクロールをしないと全体が見えないため、お世辞にも読むのに「快適」とは言い難いものがあります。
画面上のソフトキーボードも、いつも使っているキーボードと同等のサイズになるため、入力作業も大幅に楽になるはずです。これは実物で試すまでは分かりませんが、iPhone よりは入力しやすいでしょう。
さらに米国では現在、電子ブックリーダーの「Kindle(キンドル)」が売れていますが、「iPad」はその強力なライバルになると予想されています。
◆ Amazon Kindle:Wireless Reading Device(英文サイト)
◆ アップル iPad vs アマゾン Kindle 比較リスト
Kindle はバッテリーの持ち時間の長さや、機器自体のや軽さ、薄さ、さらには
電子ブックをダウンロードするときの通信料が無料
といった「電子ブック」を持ち運んで読む機器としては圧倒的に優れています。
しかし、カラー液晶やブラウザやメールと連動できるといったことを考えると、電子ブックリーダーという市場にも大きなインパクを与え、相乗効果で需要はさらに広がっていくことでしょう。
残念ながら「電子ブック」では現在、英語の書籍しか扱えないので、日本でのインパクトは限られますが、これを契機に日本でも書籍類の電子化が進む可能性がないとはいえず、期待したいところです。
これ以上は実物を見ないとなんとも言えませんが、少なくともまたひとつ、魅力的な商品が市場に登場することは間違いありません。このような製品が日本企業や市場から生まれないのが残念です。
すでに持っている iTunes に保存されている音楽や映像、アプリなどを活用でき、人気の「フォトフレーム」機能も兼ね、ウェブやメール、ツイッターなどもすぐに楽しめる... 需要は小さくないでしょう。
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