Windows の「ごみ箱」アイコンには、デザインとして箱の横に矢印を円状に描く「リサイクル」を意味するマークが付いています。
最も有名な「リサイクル」のマークは3つの矢印のデザインです。
なぜか Windows XP でごみ箱の矢印が2つになりましたが、
確か、Windows98 は3つの矢印のデザインでした。
追記(2012/3/8):Windows Vista 以降、3本の矢印に戻りました。
実際、英語版の Windows では日本でいう「ごみ箱」のアイコンには「Recycle Bin」と名前がついています。
これは「リサイクル容器(Recycle Bin)」であり、「ゴミ箱(Trash Can)」ではありません。
要するに
削除したいファイルを移動させ、一時保存するための
特殊なフォルダーを「ゴミ箱/ごみ箱」と呼ぶ
わけですが、私が最初に見たのはアップル社のパソコン(MacOS)でした。
それに対抗してなのか、後発の Windows では「Trash Can」を使わず、「Recycle Bin」としているところが興味深いです。
※ 日本語版の MacOS ではカタカナで「ゴミ箱」、日本語版の
Windows ではひらがなで「ごみ箱」というのも笑えます。
ファイルを「ゴミ箱/ごみ箱」に移動しただけでは削除されず、一時保存されただけなので、再度、取り出すことも可能です。
完全に削除するには「ゴミ箱/ごみ箱」を「空にする」
という操作が必要です。
この「空にする」の操作をすることで、「ゴミ箱/ごみ箱」アイコンも空のイラストに変わるというのがパソコンのお約束になっています。
「ごみ箱」にたまったファイルを完全に削除(空に)すると、その分、ハードディスクの残り容量が増え、再び使えるようになるわけですから、「リサイクル容器」というのも、あながち的外れではないのかもしれません。
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