光ファイバーによる高速な通信回線を使ったインターネット接続サービスを「光回線サービス」あるいは「FTTH(Fiber To The Home)」と呼ばれています。
テレビで連呼されたことや利用者が1000万人を超えたことで「ADSL」という言葉はかなり普及しました。
正確な意味はともかく、「エーディーエスエル」という読み方と共に、インターネットを高速で楽しめる回線サービスということは市民権を得たといっていいでしょう。
一方で「ADSL」の次、あるいは本命と考えられている「光ファイバー」による通信回線を使ったインターネット接続のカラクリですが、これを4文字で「FTTH(エフ・ティー・ティー・エッチ)」と称する場合があります。
これは「Fiber To The Home」の頭文字をつないだ略語です。
「光ファイバー(optical fiber)」を使った回線を各家庭まで(to the home)敷設し、高速インターネットで日本の家庭を結ぶという構想からきている言葉です。
単純に『光回線接続』でいいのでは?とも思うのですが、総務省の資料などでは意識的に「FTTH」が使われています。
「ADSL」には電話局から離れれば離れるほど、インターネットの接続速度が遅くなるという問題もあり、「FTTH」を提供する企業が増え、コストダウンが進めばネット接続の主流になる可能性もあります。
「FTTH」という言葉が普及するかは微妙ですが、強引なネーミングが面白いので紹介しました。
追記(2012/12/12)
2000年代後半になると光回線接続が普及し、ADSL契約は頭打ちになりました。さらに2010年代になり、徐々に「WiMax」や「LTE」といった無線回線によるインターネット接続が普及し始め、今度は光回線接続が頭打ちになってきました。
◆ 「WiMAX(ワイマックス)」で高速モバイルインターネット
低速から高速、有線から無線へとインターネット接続回線は進化を続けています。
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